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サワムラ式 ベイトフィネス・アプローチ「ロッド編」

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ベイトフィネスロッドに求められる機能・性能とは?

ベイトフィネス専用に開発されたロッドとそうでないロッドの違いは驚くほど明確。
キャスト性能・感度・操作性の優位性により、釣果に明確に差がつきます。

ベイトフィネスというアプローチをする際、専用品のロッドがなければ絶対できないというワケではありません。しかしやはり、ベイトフィネスという目的に沿って設計・開発された「ベイトフィネスロッド」の扱いやすさは別格の感があります。

ことにベイトフィネスというアプローチは軽量ルアーを扱うという目的が大前提にあります。別用途のロッドや、オールマイティ型ロッドの使いまわしによるデメリットはやればやるほど顕著になってきてしまいます。

軽量ルアーのキャスト・操作・バスがかかってからのファイトにまで視野に入れて専用設計されたいわゆる「ベイトフィネスロッド」の扱いやすさは使っていただければ必ず明確に体感でき、最終的な釣果においても大きな差となってくるでしょう。

ベイトフィネスロッドに求められる機能・性能4ヶ条

1、軽量ルアーを容易にキャストできること。
→普通では投げにくい軽量なルアーを狙ったところにキャストするためには、軽量ルアーであってもスムーズにベンドする=ロッドにしっかりルアーの重さが「乗る」アクションが必須となります。

2、シェイクなど繊細な操作が容易にできること。

→スローなコンディションのバスを相手にすることも多いベイトフィネスアプローチでは、軽量ルアーの繊細な操作を可能とするロッドアクションもはずせません。

3、スローコンディションのバスの微かなバイトを感じ取る感度。
→微妙なバイトをアングラーにしっかり伝える高感度も大切な要素です。

4、軽量であること
→上記の2点は軽量であればあるほど有利になるため、内容としては重なりますが、一日繊細な操作を繰り返してもつかれたり、ストレスにならない=「軽量であること」も立派な性能のひとつです。

良いベイトフィネスロッドとは?その見分け方とは?

上記のベイトフィネスロッド求められる機能・性能4か条を達成するために、素材、パーツ、デザインといった各所に対策がなされているロッドがよいベイトフィネスロッドと言えるでしょう。

また、ある一点だけの対策でなく、全ての要素にバランスよく対策が施されているロッドほどよいロッドといえます。

ブランクスや構成パーツの材質など、コストをかけることによる対策で得られる性能が一番「効きます」。やはり高価なロッドほど導き出されるパフォーマンスは高いものになります。

しかし、コストを抑えるため構造を工夫したりして目的を達成してあるロッドもあります。ハイエンドモデルの絶対的な性能には及びませんが、コストパフォーマンスのバランスがよい、所謂「お買い得」ロッドと言えるでしょう。

予算・目的に応じて選んで頂きたいところですが、繊細なアプローチに使うものですからハイエンドモデルの他を圧倒的する絶対的パフォーマンスも体験して欲しいと思います。

キャリルが勧めるベイトフィネスロッドは「フェンウィック」です。

「良いベイトフィネスロッドとは何か?」を熟知し、そういうロッドを作るために必要な
技術をもっているメーカーだからです。

ベイト&タックル キャリルが自信を持ってフェンウィックをお勧めする3つの理由とは以下のとおりです。

1、(株)ティムコが扱う「フェンウィック」ブランドのベイトフィネスロッド群はベイトフィネス創生期から弊社沢村幸弘とともに開発を続けており、「よいベイトフィネスロッドとは何か?」を開発サイドが熟知しています。蓄積したベイトフィネスに関する有形無形のノウハウは膨大な量にのぼります。

2、また、ベイトフィネスに限らず、さまざまなバス用ロッドを長年にわたり、開発・販売してきたため、ブランクス・構造・パーツ構成など基本的な技術に関して、非常に「引き出しの多い」メーカーでもあります。つまり「よいベイトフィネスロッド」を作るために何が出来るのかを知っているメーカーでもあるのです。

3、ハイエンドモデルからエントリーモデルまで、素材・長さ・アクション・使用目的別に多彩なモデルをラインナップしており、一人一人違うアングラーの一人一人違う目的に対応する努力をしています。つまり、あなたの目的にぴったり合うモデルが見つかる可能性が高いのです。

(株)ティムコが扱うフェンウィックブランドのベイトフィネスロッドに関する弊社沢村幸弘によるモデル別の解説を以下に掲載します。あなたにぴったりのモデルがきっと見つかります。ご参考にしてみてください。

スーパーテクナ【Super Techna】シリーズ

フェンウィックのスペシャリティーモデル=スーパーテクナ
究極とも言える真のフラッグシップモデル「S-TAV63CLJ」

究極のフラッグシップモデル「スーパーテクナ」!
スーテクの圧倒的に優れた点は、感度、軽さ、キレ。
フッキングやバスをリフトさせるトルクは、
フェンウィック史上類を見ない超優れたバランスを有するブランクです。

現行モデルの中最も思い入れの非常に強いS-TAV63CLですが、最も長い開発期間を経たことで完全熟成しその完成度は極めて高く、 もはや無くてはならない1本であることは間違いありません。

キャストでの最もベストなルアーウェイトは5g前後。 ワンナップ魂などの1/16スモラバ&3スイミーバレットのトレーラー、3バレットのノーシンカー、ネコリグ、パンチショットリグ等、繊細なアクションも苦無くこなすことが出来るだけでなく ステルスペッパーなどのスモールプラグもOK!

アキュラシー精度を求められるややこしいところへも楽に滑り込ませることが出来るレングス。 その63という長さでありながらスーテクのブランクが持つ特性でその汎用性は想像以上に幅がある、正にスーパーなスペシャルモデルです。

S-TAV63CLJの商品紹介ページはこちら

テクナGP・TF【Techna GP・TF】シリーズ

アラミドを生かした「パワフルさ」と「粘り」が特徴のテクナGP/TFシリーズ。
その中でも軽さとキレが際立つTAV-GP65CLJ

シリーズ中最多の4アイテムで、スーパーテクナ、ゴールデンウィングとはレングスやパワーバランスのテイストが異なり、いずれもアラミドのブランク特性を100%発揮するモデルに仕上っています。

スーパーテクナ同様TAV-GPにもアラミドヴェールを採用しており、デカイバスの突っ込みに耐えるだけでリフトさせる事の出来るトルクが最大の特徴で、 琵琶湖をホームにするアングラーにも絶対的な信頼を得ています。 金属的な張りとキレを抑えマイルドなブランクのGPはルアーの操作性を優先するよりも、イージーなキャスタビリティを求める方にお勧めです。

TAV-GP65CLJは2010年のJBクラッシック直前に、
北大祐選手がテストしていたプロトを強引に奪い取り!?、クラシック制覇に大きく貢献したモデルであると共に、
私個人的には現時点でのGPのベイトフィネスラインナップ中で最もお気に入りの1本です。

初めて手にした時のインプレッションは軽さとキレを兼ね備えおり、
「GPらしからぬ」フィーリングと言った感じでしたが、それ故にスーテクやGWTを好む私のスタイルにカッチッと来る物があったのでしょうね。

パワーバンドは表示通りで、S-TAV63CLJとGWT64CLP+の丁度中間のイメージで、クラシック遠賀川ではバレット4” スローシンキング 1/16ozジグヘッドワッキー での使用感が絶妙。 また、シャロークランク(フラットペッパーが◎)などの”巻き”もかなり気持ちイイ!それが65CLです。

TAV-GP65CLJの商品紹介ページはこちら

長さがもたらすメリットを追求したTAV-GP69CLP+J/TAV-GP69CULP+J

69と言うレングスでパワーの異なる2モデルをラインナップした理由には、
ロングディスタンス、デカイバスという2つのキーワードがコンセプトになっていると思います。
プロスタッフの北大祐、山岡計文、市村直之、平村尚也、国保誠
彼らが開発&テストに携わり昨シーズン丸々かけて熟成させたモデル。

69CLP+ テスト途中で使用したインプレッションはGWT610CLP+を更に投げやすくしたフィーリングで正直驚きました。
流石にルアーの操作性と軽さではゴールデンウィングに分がありますが、
デカバスを寄せると言う点では比較にならないアドバンテージを体感することが出来ます。
5インチストレートワームのネコリグ、ライトテキサス、オフセットフックを用いたノーシンカーなどにベストで、絶対的な汎用性が欲しい 「オカッパリにはこの1本」 と言っても良い位の を持ったモデルです。

TAV-GP69CLP+Jの商品紹介ページはこちら

69CULP+は、もう少しルアーウェイトを軽くしてより繊細に喰わせたい!
ネコリグ、ノーシンカー、ダウンショットでもマスバリを使用したフィネスアプローチにベストで、
このモデルはベイトフィネススペシャルラインナップの中で最もイージーキャスト出来るので、オープンウォーターでは重宝するお助け要素も兼ね備えるモデルです。

TAV-GP69CULP+Jの商品紹介ページはこちら

スモールプラグのキャスタビリティと操作性を求めるならTF-GP64CULJ

スモールプラグをストレスフリーでキャストできるテーパーとパワーバランス。特にベイトタックルでのプラッギングは手返し効率の向上がご理解頂けると思います。
スピニングタックルの4ポンドより、6ポンドのベイトタックルの方が飛距離が勝り、捕れる確率もアップするのは机上での想像でないことを身をもって体験しています。

ステルスペッパー、レッドペッパーマイクロ/ベイビー、
マッドペッパーシャッド45、ビーフリーズ65等、

5g前後のルアーウェイトはコヤツに全てお任せって感じです!

そしてもう一つ裏技的な使い方に、ロッドを縦さばきするミドストにもかなりいけているのを覚えておいて下さい。
私的に65CLと並ぶお気に入りのモデルがTF-64です。

TF-GP64CULJの商品紹介ページはこちら

ゴールデンウィングツアーエディションシリーズ
【Golden Wing Tour Edition】

軽量・シャープ・高感度を特徴とするゴールデンウィングツアーエディション。
シリーズ中もっとも繊細なキャリル・KTF限定モデル、GWT62CULJ-K.T.F.

フェンウィック・ゴールデンウィングツアーエディションは高弾性グラファイトマテりアルの良さ=軽量・シャープさ・高感度を生かすモデルです。

その中で、最も繊細なスペックで登場したGWT62CULJ−KTFは、キャリル限定のKTFモデル。ノーシンカーを始め、ネコリグ、ダウンショット等々のウェイトが5g以下の「超」フィネスルアーを気持ちよく楽にキャスト出来るパワーバランスと、繊細なバイトを明確にする感度と弾きにくさを両立し、ズル引きやリフト&フォールは無論、繊細なロッドアクションでも楽に操作出来るテーパーデザインです。

しかしそこはただのファーストテーパーではなく、フッキング、バスとのファイト時にはベリーからバットへと、よどみなくスムースに曲がるベンドカーブ。このパワーバランスによってルアーのウェイトがロッドに乗り易くなり、
フィネスルアーでもラク〜にキャスト出来るのです!

特筆すべきはその軽さとキレ。また、ベイトフィネススペシャルのシリーズ中 最も楽にビビビシェイクをこなしやすいのも大きな特徴です。

何を隠そうこの62CULのプロトを手にした頃からスピニングタックルの出番が極端に少なくなり、フィールドタイプによってはベイトのみで完全攻略出来る強力なアドバンテージを得たのです。

GWT-62CULJの商品紹介ページはこちら

ベイトフィネスライン中最長レングスGWT610CLP+J(BFS)
長さを生かしたシチュエーションで威力を発揮。

GWT64CLP+Jのロングバージョン。6'10"というレングスがピッチングでのディスタンス、フッキングストローク、カバーからのファイトなどで、大きなアドバンテージをもたらします。

この610CLP+のコンセプトは勿論ベイトフィネス。
しかしそのレングスを生かすことで、思いの外他のアプローチにも応用出来る優れものなのだ。

今まで実戦投入してきた中には、桧原湖でのミノキャロ、霞水系でのライトフリップ、西湖などロングディスタンスを取ったトップウォータープラグ等々 例を挙げればきりがない程活躍してくれるモデルです。 

その活躍の幅の広さから、ロッドは1本のみというレギュレーションの2010年の陸王の現場においてもチョイスされたロッドなのです。

GWT-610CLP+Jの商品紹介ページはこちら

ベイトフィネスの歴史はここから始まった。GWT63CLJ(BFS)・GWT64CLP+J(BFS)
スタンダードかつマルチな才能を持つベイトフィネスロッド。

GWT64CLP+(ライト:パワープラス)はフェンウィック初のベイトフィネスロッド。バレットのノーシンカーやダウンショットリグ、スモールラバージグ等々ライトリグだけでなく、シャッドやシャロークランクまでもこなす他、非常に汎用性の高いロッドです。

しかしながらいかに汎用性が高くとも全てをこなせないのはご理解頂けるはずで、よりフィネスな領域をカバーする上で、異なるテーパー、アクションが不可決となり登場したのが、GWT63CLJです。

3.8スイミーバレットのネコリグ、ワンナップ魂など、スピニングで扱う領域のルアーに完全に踏み込み、もっともベイトフィネスらしいベイトフィネスロッドと言えるかもしれません。シェイク・ズル引きなどの繊細な操作をするためのアクションがメインとなっています。

また、2011年秋からGWTの3機種シリーズにフィネスガイドシステム+ラウンデッドトリガーリールシートが搭載され、「ベイトフィネススペシャル(BFS)」としてその魅力を大幅にUPさせています!

GWT-64CLP+Jの商品紹介ページはこちら

GWT-63CLJの商品紹介ページはこちら

エリートエナジー【Elite Energy】シリーズ

スモールプラッギングモデル、ENG64CULJ

エリートエナジーは、中弾性グラファイトをメインクロスに採用し、ブランクの外周にハイコストなアラミドヴェールに代わる、トルクフルなマテリアルをティップからバットエンドまで“隙間なく”巻き締めあげる製法とパワーシールドデザインによる?テクナに匹敵するトルクを持ったブランク
それが最大の特徴です。

私の様な軽くシャープで高感度なスーテクやゴールデンウィングを好むアングラーだけではありません。
GPやエナジーのように振った時のイメージが 「タワッ」 とした粘りを好むアングラーのニーズにも確実に対応するモデルラインナップはフェンウィックをチョイスする上での大きな魅力の一つにもなっています。

上でご紹介しているTF-GP64CULJをそのままエナジーのブランクでモディファイしたのがこのENG64CULJです。
スモールプラグをストレスフリーでキャストできるテーパーとパワーバランス。 ベイトタックルでのプラッギングは飛距離と手返し効率のアドバンテージを最大限発揮し、捕れる確率もアップさせることです。

5g前後のステルスペッパー、レッドペッパーマイクロ/ベイビー、
マッドペッパーシャッド45、ビーフリーズ65等、 

投げて巻く!プラッギング専用モデルです。

ENG-64CULJの商品紹介ページはこちら

ENG67CLP+J・ENG67CULP+J

この2つのモデルもTAV-GP69のコンセプトがベースになっており、
ブランクの性質上持ち重り感を解消しながらフィネスルアーの操作性向上を図った事から67というレングスで仕上げており、使い所もGPの69と丸カブリしているのは否めません。

それならエナジーで十分じゃないの? と思われるかも知れません。

ENG64も含めてですが、振り比べてみて頂くことでその違いは瞬時にご理解頂けると思います。 このブランクの違いによる操作性や、キャスタビリティ、自重に至るまでアングラーの好みでセレクトして頂きたいのです。

ENG-67CLP+Jの商品紹介ページはこちら

ENG-67CULP+Jの商品紹介ページはこちら

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