第1章:「ポークルアー」河口湖バス釣りヒットルアー解説

講師はポークメーカーGENKI代表、荻野元気プロ

ワーム禁止の河口湖で通年必携の「ポークルアー」!

トーナメントでも抜群の入賞率を誇る「ポークルアー」に注目。

湖の環境保護のため、
河口湖においては平成19年からプラスチックワームの使用が禁止となっています。
これを受け、天然素材で作られたポークルアーの開発が行われました。
湖に残留しても短期間で分解され、環境負荷の少ないルアーが登場したのです。

そして、ポークルアーはハードルアーにはないナチュラルな泳ぎ、 佇まいで、
河口湖で開催されるバスフィッシングトーナメントでの抜群の入賞率を誇る、
ヒットルアーの代表格に躍り出たのです。

有効期間が長い!すべてのシーズンを通じて結果が出ています!

そしてポークルアーのもうひとつの特徴は、
なんといってもその有効期間の長さでしょう。
春夏秋冬四季を通じて結果を出せる強さがあります。

ダウンショット・ジグヘッド・ノーシンカーと多彩に対応

対応するリグ(仕掛け)の多彩さも魅力!

ポークルアーは季節・バスの状態・攻略する場所によって、
いろいろな仕掛けで使用することができるのが大きな特徴です。
ダウンショットリグ、ジグヘッドリグ、ノーシンカー、ワッキーリグ、
スモラバのトレーラーとしても威力を発揮します。

初めてのポークルアーなら「ダウンショット」がオススメ!

なかでも、万能性が高いのが「ダウンショットリグ」という仕掛けです。

オモリを一番下にセットし、その上部の
少しはなれたところに針とルアーをセットするこの仕掛け。
ポークを使う上では必ずマスターしておきたい基本といえるでしょう。

ダウンショットリグを詳細レクチャー

ナチュラルな浮遊感を自動的に生み出してくれる仕掛け。

イラストのとおりダウンショットはその構造上オモリが必ず下に来ます。
これは底の状態が砂利なのか岩なのか、
それとも水草なのかを非常に把握しやすい特徴のある高感度リグなのです。

もうひとつの特徴は、オモリから少し離れてセットされる針とルアーの位置関係です。
針とルアーだけの重さになるため、自然な漂っている感じが自動的に作り出されます。

比較的根がかりも少なく、良く釣れる仕掛けですので、
はじめてのポークルアーならまず最初にトライしてみてほしいと思います。

針はマス針タイプ、オモリの重さは1.6〜3.5グラムからスタート。

ポークルアーでは、針はグラン「モスキートヘビーガード」や
FINA「DSR132」などのマス針タイプを使用します。

また、オモリの重さは1.8〜3.5グラムの間で各種そろえておくと便利でしょう。
ジャッカル「スティックダウンショット」や、ベイトブレス「ピンポイントキラー」など
ダウンショット専用タイプは自動留めの金具になっており付け外しが簡単でオススメです。

また、ライン(糸)は高感度で水なじみがよく、屈折率の関係から
水中で魚に目立たないフロロカーボン素材が圧倒的有利。

太さは4ポンド(1号)が強度としなやかさのバランスが優れています。
キャリルのオススメは、ジャッカル「レッドスプール」。
現存するベストのフロロカーボンラインと断言します。

そしてポークはGENKI「ポークスティック」(現在店頭のみ)
しなやかさと丈夫さのバランスがよいので初めてのユーザーにぴったり。

オモリと針の間の間隔は15〜30センチからスタートしてみてください。
絡まりにくいため投げやすく、水中での操作もやりやすいと思います。

初めは、常にオモリを水底に這わせるように「ずる引き」。

仕掛けを投げると、オモリに引かれてルアーが沈んでいきます。
沈んでいる間は、リールに巻かれた糸が引っ張られて出て行きますが、
しばらくすると糸の動きが止まります。

これがオモリが底に着いた合図になります。
そのまま糸のたるみを取り、釣竿を動かすとオモリを通して
底の砂や石の感覚が手元に伝わってきます。

これで、底の材質を把握することができます。
石なのか、砂なのか、溶岩なのか、水草なのか、
慣れると水の中をイメージできるようになります。

この間、ルアーはというとオモリの少し上で、水中をふわふわと漂っています。
糸に引かれて、ブラックバスにアピールを続けています。

まるでオモリで湖の底をズルズル引きずってくるようなことから
「ずる引き」といわれている動作です。

底の感覚をつかんだら、釣竿を操作してポークに動きをつけてみよう。

「ずる引き」をしていると、どこでバスが釣れたか
わかるようになります。また、水草や岩のような場所は、
ブラックバスが居ついていることが多いということがわかると思います。

そこで、あえてそのようなバスの居そうな場所で仕掛けを止め、
オモリが大きく移動しない程度に釣竿の先を震わせ、
アクションをつけてアピールすることも効果的です。

これがいわゆる「シェイク」という動作です。
ブラックバスが食べようか、やめておこうかと迷っているような場合、
最後の一押しになることが多いので、
ぜひ覚えておいてください。

カラーチョイスは季節のベイトフィッシュにあわせて!

基本のカラーはクリア系・ダーク系・アピール系

ポークルアーのカラーバリエーションは豊富にあり、
キャリルの棚にも沢山のカラーのポークルアーが並んでいます。

どれを選ぶか悩んでしまいますが、
大まかに3つのパターンがあることを覚えておくと
選びやすさがグンとアップします。

まずは「クリア・透過系」
「プレーン」「シラウオ」など透明感のある色です。
水底や周りの色に対してなじみがよく、自然な生き物っぽさが特徴。
時に春先のブラックバスがシラウオを捕食している時期に効果のあるカラーです。

次に「ダークトーン系」
「ブラック」「グレープ」「グリパン(グリーンパンプキン)」などシルエットがはっきりする色味。
水なじみよりもアピール力重視といえます。水がにごっている時や、
雨や曇りの日、深場や水草のまわりを釣るときに効果を発揮するカラーです。

最後に「アピール系」
「レッド」や「オレンジ」、「ライムチャート」など自然界に無いような色。
夏の天気がよい日中などに効果を発揮します。
自然さよりもバスに気づいてもらうことが大切なときには外すことができません。
また、河口湖特有の「放流バス」には圧倒的な爆発力を持ったカラーです。

この3系統の中から、フィーリングに合うカラーを選択すれば、
スキマの無いカラーチョイスができると思います。

キャリル店頭で豊富な種類・色のバリエーションを確かめよう!

現場型ショップキャリルでは店頭での品揃えに力を入れています。

河口湖のブラックバスに絶大な力を発揮する「ポークルアー」は、
キャリルオンラインショップでもお求めいただけます。

しかし、トーナメンターの需要も多い「ポークルアー」に関しては、
湖に近い「現場型」プロショップの務めとして、
店頭での在庫を充実させるように力を入れています。

オンラインショップにはない形やカラーのバリエーションは、
ぜひキャリル店頭で確認してください。

また、店頭では今ヒットしているリグやカラーについても、
アドバイスができます。ぜひスタッフに声をおかけください。

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画像をクリックすると在庫をごらんいただけます。

講師プロフィール

河口湖でのガイド経験を生かし、ポークルアーメーカーGENKIを立ち上げ!

荻野 元気(おぎの もとき):ホームレイク・河口湖

河口湖を中心にバスフィッシングガイドサービスを営み、
初心者から上級者までユーザーのスキルに合わせた決め細やかなサービスが好評。
この経験を生かし、ポークルアーを軸としたブランド「GENKI」を立ち上げた。

ホームページ:http://genki-bass.com/
ブログ:「元気のブログ」http://ameblo.jp/genki-kawaguchiko/
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