サワムラ式 沢村幸弘オフィシャルブログ
2012年12月
                   1
 2  3  4  5  6  7  8
 9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31               
BACK NUMBER
SELECTED ENTRIES
KTFネオスプール スティーズCT SVTW 用
21カルコン KTFフィネススプール
KTFフィネススプール スティーズAIR/アルファスAIR TW用 Ver2
KTF ネオスプール 「KAHEN」 Daiwa Ver2
バーサタイルフィネススプール 「KAHEN」 Daiwa Ver2
21カルコン用 KTFネオスプール
スティーズCT SVTW KTFフィネススプールVer2
開発コード:エンジェル
Newパワーソース ブラッシュレーサ
21アルファスSVTW 用 KTFスプール
20メタニウム用 KTFフスプール Ver2
Revo LX/LT系用 KTFフィネススプール
【YouTube】 ダブルボールベアリング のアドバンテージ
Revo LX/LT系用 KTFネオスプール
ダブルボールベアリングの装着
セラミック ダブルボールベアリング
ダイワ用 軽量オフセットカーボンスタードラグの換装手順
ダイワ用 軽量オフセットカーボンスタードラグ
バーサタイルフィネススプール 「KAHEN」 Daiwa
20メタニウム用 バーサタイルフィネススプール
20メタニウムSVSユニット移植手順
20 メタニウム用のネオスプール
新たなるティムコプロスタッフ
スティーズCT フィネススプール
バサーオールスタークラシック2019
KTFフィネススプール スティーズAIR
願良年 2020
Revo フィネススプールのアップデート
VEXUS BOATS 
スティーズ AIR TW
 
 
2012.12.06
アルデBFSのパーツ換装 その2
 
  先日のアルデバランBFSのメカニカルブレーキの換装に引き続き本日はオイルホールキャップ、ラインガイドキャップ、スタードラグ&ハンドルの換装作業をご紹介します。

ハンドル、スタードラグ、各ワッシャー関係を取り外します。


先ずはオイルホールキャップの換装からです。
※このパーツはスタードラグの取り外しが必須となります。
リールに付属されている下記画像のレンチを使用して純正のオイルホールキャップを緩めて取り外します。


純正のオイルホールキャップ内に装着されているOリングと中心にオイルで付着しているメカニカルブレーキプレート(黒い小さな丸のベークライトワッシャー)を移植します。
念のために移植の前にメカニカルブレーキプレート脱落防止のためにIXAのキャップのセンター部の凹みにほんの少量のグリスを塗布しておきましょう。


Oリングとメカニカルブレーキプレートを移植したキャップをギヤカバーに装着しますが、スプールのクリアランス調整を同時に行ないます。
1、パーミングカップ側のメカニカルブレーキノブを最大に緩めておきます。
2、純正のレンチを使用して締め込んで行きますが、スプールが左右にほんの少しだけカタカタする程度のクリアランスになるように調整します。

スプールのクリアランス(遊び)は下記画像のようにスプールを上下から同時に指で持つように左右に振る方法が最も判断しやすいことを覚えておいて下さい。



これでオイルホールキャップの換装は完了。 次にラインガイドキャップです。先ずパーミングカップとスプールを取り外して下記画像赤丸内のビスを緩めて外しておきます。


次にギヤカバーを開けます。
ギヤカバーを固定しているのは下記画像左赤丸2本のビスと、パーミングカップ側の画像赤丸内の計3本で外れます


ギヤカバーを外せばレベルワインドガードを前方に引き出すように外すことが出来ます。


純正のラインガイドキャップを取り外します。
キャップ内に残っている可能性が極めて高いのですが、画像のようにドーナツ形状のワッシャーがありますので取り外します。


ワッシャーはウォームピンの面にピッタリですので乗せてからIXAラインガイドキャップを装着します。


ここから組み上げの作業ですがワンウェイクラッチ内に入っているワンウェイスリーブを抜き取ります。


上記画像のワンウェイスリーブの突起部を下記画像のようにドラグプレートの溝にキッチリはめ込みます。


次にギヤカバーを閉めますが、スプリングなどがちゃんとはまっているか確認して隙間無くはめ込み、ビスで固定します。
ギヤカバーを取り付けた後、各ワッシャー関係を装着しますが、純正のスプリングワッシャー(画像左)をIXAカーボンスタードラグに付属のスプリングワッシャー(画像右)に取り換えます。

※2015年7月1日追記:2015年7月現在、スタードラグのデザインを順次切り替えています。新型は純正のスプリングワッシャーをそのまま流用できるタイプとなります。

カーボンスタードラグに付属のスプリングワッシャー、スタードラグスペーサー、スタードラグ固定ナットの順で画像の様に装着します。
スプリングワッシャー×2の向きに注意!
 

さて、お次はスタードラグパーツの移植です。
純正スタードラグのクリックプレートを押えている5角形のピンを外します。 飛ばさないように


純正スタードラグの上面画像の赤丸内のクリックピンとスプリングを取り外しカーボンスタードラグの穴に移植します。 先の細いピンセットがあると便利♪


クリックピンは画像の左側が外に出るように装着します。 非常に小さいのでなくさないように注意して下さい


スプリング、クリックピンの順序で移植します。



クリックプレートの両面にハイパーレンジバリアを薄く且つまんべんなく塗布します。



クリックプレートをカーボンスタードラグに乗せ、5角形のピンを内側の溝に各角を一つずつはめますが、
シッカリ確実に深くはまる様に注意して固定します。



次にハンドルシャフトを利用してクリックプレートの穴の方向を整えます。スタードラグの四角内の向きとクリックプレートの角度(向き)は下記画像を参考にして下さい。


更に四角いスタードラグ固定ナットを締め込みつつメインギヤシャフトを下記画像の様に固定面を一致させておきます。


いよいよ装着ですがその前に一度カーボンハンドルをハンドルシャフトに通しておくと本取り付けする際に楽になります。
と言うのもIXAカーボンハンドルは装着後にガタの出ないようにシャフト穴を若干タイトに設計しているためです。
ダイワやアブでは苦になりませんが、シマノ製品の場合スタードラグのバネテンションを押える必要があるので少しでも楽に作業するためです。


スタードラグスプリングを固定ナットに乗せ、ドラグをはめ込みます。
スタードラグを押し上げるスプリングのテンションが掛かりますのでチョット”コツ”を要しますが上手に押えて下さい。


あと少しの我慢です!
スタードラグのスプリングテンションを押えながらハンドルを装着します。
私はハンドル装着後はこんな風に持ち替えていますが、作業しやすい押え方でトライして下さい。
この状態でハンドルナットをある程度のところまで指テンションで取り付けます。


ハンドルナットの締め込みはキズ防止の為に気持ち厚手のビニールを挟んで締め込んで下さい。 ロックプレート、HEXビス(6角対辺2mm)を装着して全ての作業完了です!


カーボンオフセットハンドル、カーボンスタードラグ、
オイルホールキャップ、ラインガイドキャップ、の換装後のイメージです。

カラーの統一感は勿論ですが、大きな軽量化も果しています!
スタードラグの重量が4.7g 純正が6.5gですので約1.8gの軽量化。
本体から最も遠い重量物でもあるカーボンハンドルは15.5g 純正が23.9g その差約8.4g
トータルで10g以上もの軽量化でパーミングバランスと捲き心地は劇的に向上します!
オフセット量5mmのハンドルによってコンパクトなBFSが更に一回り小さくなったフィーリングでのキャスト&リトリーブになります♪


因みにアルデバランBFS用のカーボンスタードラグの到着はもう間もなくの予定です。
オフセットカーボンハンドル
軽量カーボンスタードラグ
オイルホールキャップ
メカニカルブレーキノブ
ラインガイドキャップ
 
   
 467 468 469 470 471