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サワムラ式 沢村幸弘オフィシャルブログ
 
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2010.03.18
グロッキーの全貌【後編】
 
  グロッキーの全貌後編をお伝えする約束でしたがだいぶ期間が空いてしまい申し訳ありません。
前編ではチューニングなどに関する内容を中心としましたが、ここではアプローチなどについて掘り下げてみたいと思います。 グロッキーの全貌 前編 ハードバージョン
この文はルーマガジンのワンレボにプラスアルファーしてご説明しています。

・ウェイト調整なしの完全ノーマルのフローティング
フローティングでのデッドスティッキングいわゆるキャスト後放置したまま、
ワカサギの多いフィールドではこれから産卵で弱った状態をイメージして漂わせるのがベスト。

・水面にグロッキーの背中が少し出るくらいの比重。
リトリーブすると水面直下をノーアクションで泳ぐように調整することが重要です。
リトリーブを止めると水面に浮上するいわゆるフローティングでありながらのI字引きが可能で、
リトリーブのスピードはスローが基本。
ただ巻きは勿論ストップ&ゴー、コンディションによってはロッドでトィッチや、ジャーク、を入れるなどの強いリアクション効果を織り交ぜるのも効果的です。
浮力調整で大きく化けるのがハードバージョン


・ジャストサスペンド
ここからはアンダーウォータの世界へのアプローチとなります。
ラインセレクトは比重の重いフロロカーボンによってルアーの操作性がイメージ通りとなる重要なキーポイントで、太さは4ポンドがベスト

前記のグロッキーの背中が少し出るくらいの比重と、基本的に同様の使い方が出来るのですが、
リップを有しないグロッキーはリトリーブしても沈みませんね。
そこで比重の高いフロロカーボンラインを水に馴染ませて沈めることでリトリーブレンジを少し深くできる訳ですが、
もう1点はストラクチャーなどに対して「ここぞというポイント」でステイさせることを意識的に行う事で、 
バスを沸かせてバイトさせることが出来るのです。
そのポイントにステイさせる事やバイトする瞬間を認識することで捕れる確率が向上すると共に、
サイトフィッシングとして最高にスリリングな瞬間でもあります。
ルアーが見えることが重要であるからこそ背にインディケーターを貼るその意味が理解頂けるはずです


そしてここからが風を見方につけてのアプローチに触れるわけですが、図解なしの文章のみではどうにも伝わらない無いので、全てバスワールドの記事中イラストの流用ですが参考にして下さい。
ラインを風で流すことが重要

要するに自身がリトリーブするのではなく、ラインを風(湖流、川の流れにも)に逆らうことなく流すことで、グロッキーをドリフトさせてストラクチャーへよりタイトに送り込むと言うのが最大の肝なのです。

このドリフトテクニックはチームサワムラの高橋晃君が河口湖のシャローゲームで編み出した秘技で、
彼と同船して以来、共にその技に磨きを掛け、グロッキーの完全ハンドメイドの時期からテストにも携わりシークレットにしてきた釣法なのです。

キャストするポジションと、風の方向とその強さ、状況判断によってキャストすべきポイントを的確に見極めることが重要となります。
この風を利用したドリフト釣法はバスフィッシングのアプローチの中でも比較高度なテクニックですが、
今までに同様のアプローチが存在しなかったからこそ私と高橋君はプロトの段階からメチャイイ思いをしてきたと言うことなのです。

このドリフトテクニックの場合フローティング〜シンキングまで全て共通したアプローチが可能ですが、
その使い分けの重要な点はバスのコンディションに応じたレンジをより早く見極めることです。
サスペンドではレンジコントロールをラインの沈みに委ねるしかありませんが、
少し深くルアーを通過させたい場合にはサスペンド状態からほんの少し沈む程度のスーパースローシンキングや、スパースローシンキングより若干早めに沈むバリエーションが重宝します。

●ラインが風に吹かれて流されながら、思い通りにストラクチャーに接近できること。
その為に風向と風力を読み、アプローチのするポジションを決定し、キャストポイントを見定めるのです。

●レンジコントロールする場合ストラクチャーよりどのくらい先に投げればドンピシャのイメージで通過させることが出来るのか。

ここで一つアドバイスがあります。
この風流しのドリフトは、究極のサイトを目的にしているので、思いっきりフルキャストしてしまっては、ルアーの存在が把握できないためバイトチャンスを逃すことにも繋がります。ストラクチャーやバスに近すぎない適切な間合いもこのアプローチには欠かすことはできません。決して急ぐことなく シンキングスピードもよりスローな物を選択して、じっくり且つ確実に目標のストラクチャーを通すことが大切です。

さらには、ストラクチャーのタイプがブッシュやティンバーなどややこしくて根掛かりが懸念されるシチュエーションでは、オフセットフックをセットしたソフトバージョンのグロッキー
よりタイトに送り込むなど 臨機応変な対応がキャッチ率を飛躍的に向上させる秘訣ですよ!

河口湖でのテストでキャッチした価値ある1本!


さて、思い通りのラインでルアーコントロールすることが出来、バスがグロッキーにバイトとした瞬間!
トップウォーターを除いて普通の概念ならばロッドに何らかの生命感を感じ取ってフッキングに至りますが、よほどバイトの深い場合を除いては そのほとんどがバイトした瞬間が見えていながらにして何もロッドには伝わってきません
何故ならラインの出ている量、つまりたるんでいるために伝わるにくくなるのです。
では余分なラインスラックは巻き取っておけば良いと考えがちですが、ルアーの移動するスピードに影響してしまうので、必要以上にテンションを掛けることは逆効果となってしまいます。

このアプローチの最大のテーマはフッキングにあり!

バイトした瞬間に即座に合わせることが重要で、ラインスラックを巻き取ってと考える余裕はないのです。一時期その考えの基にハイギヤモデルも使用しましたが全く意味をなさずフッキングミスの連続でした。
では弛んだラインさばき、瞬時に確実なフッキングを決めるためには?

ズバリ フッキングパワーをしっかり伝達することの出来るストロークが不可欠なのです。
そこでロングレングスの開発に着手し、キャスタビリティとフッキングパワー伝達に最適のミディアムファーストテーパーに仕上げた、ゴールデンウィング GWT72SLP+ (7フィート2インチ)の完成によって、グロッキーのドリフト釣法の全てがパーフェクトに攻略可能となったのです。
短いロッドだと必ず悔しい思いをしますよ〜!

昨年のテストでキッカーを捕った至福のイブニングバイト!

まずはグロッキーでこの高度なテクニックをマスターし、様々なルアーのアプローチに応用してみてください。いかなる場合にも必ず役に立つこと間違いありません。


PS:ティムコよりリリースのグロッキーハードは次回4月下旬に入荷とのことです。
 
   
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