サワムラ式 沢村幸弘オフィシャルブログ
2010年6月
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2010.06.27
63CLと64CLP+の使い分け
 
  今年のティムコはNEWアイテムが目白押し。
グロッキー70、ステルスペッパー、そして昨日入荷したのが超奇天烈発想のノッキングペッパー
さらにはもう間もなく GWT63CLJ が届く予定になっています。
昨年リリースとなった64CLP+J。 今春には610CLP+J
そしてこの63CLによってベイトフィネス専用ロッドは3アイテムに増え、様々なシチュエーションに対応出来るようになってきました。
ただ、アイテムが増えることによってその使い分けというのがロッドをセレクトする際に迷いいがちとなります。

そこで、的確に使い分けて頂くために 63CL と 64CLP+ の違いをご説明致します。
フィネスルアーの操作性とキャストフィーリングに最も適したテーパーは不可欠な部分ですから
両モデル共にやや前よりのミディアムファーストテーパーですが、
明確な違いはティップ〜ベリー〜バット 全セクションのパワーです
そして今回の 63CL から初搭載となったONIガイドシステムによって操作性も飛躍的の向上しています。

さて、63/64のいずれかをセレクトする上で、ルアーウェイトの分岐点はおおよそ6gです。
・バレット4インチのスローシンキングのノーシンカーワッキーでワイルドモスキート#1との重量は約6g
このウェイトの場合私は 64CLP+ をセレクトします。
・バレット3インチのファストシンキングのノーシンカーワッキーでワイルドモスキート#0との重量が約5gで、この場合には 63CL を使用します。

ウェイトは微妙ですがサイズで明確な差が出るものです

両ルアーのウェイトは非常に微妙ですが、水中で受ける水の抵抗なども加味するとご理解頂けるはずです。
ですからシャッドやスモールクランクなども単にウェイトだけで判断せず引き抵抗も同時に考慮することで、丁度良いところでのロッド選択が出来ると言うことです。
すでに 64CLP+ をお使いの方なら言わんとしていることが理解してだけるはず。
今まで64では微妙に強いと感じていたルアーや、ロッドにウェイトが乗り切っていないと感じていたところが 63CL によって完全対応出来ると思って下さい。

前記した例を具体的に挙げると、
スローシンキングのベルトロミノー と サスペンドのダンクの自重は共に5g
単にウェイトだけで判断した場合 63CL と言うセレクトになり、ショートリップのベルトロミノーはドンピシャですが、ダンクの場合リップが受ける水圧(引き抵抗)を考慮すれば間違いなく 64CLP+ がベストセレクトと言うことです。
同自重でもリトリーブ抵抗は全く異なります
この考え方がベストなタックルバランスを見極めるカギとなる訳ですが、
より細分化することによってルアーの操作性、キャストフィール、フッキングに至るまでの全てが劇的に向上するのです。
ルアーがより軽くなり、繊細であればある程この傾向は更に顕著になるので、
的確に使い分けることを忘れないで下さいね。
 
   
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