サワムラ式 沢村幸弘オフィシャルブログ
2010年11月
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2010.11.14
心から楽しんだエリート5。
 
  今シーズンの公式トーナメントスケジュールは先週10〜12日神奈川県芦ノ湖にて開催されたエリート5をもって全てが終了しました。
背中を押し続けて頂いた皆様に深く感謝すると共にこの場をお借りして御礼申し上げます。

日程変更により私にとって今季最終戦となったエリート5。その結果は既にご存じのことと思いますが、
2011年1月2日釣りビジョンでのオンエアーで全てをご覧頂けるので簡単に触れておきます。

公式プラクティスは1日のみ、そこから見出すことが出来たのは、極めて難しい! と言うことのみでした。
プリプラクティスを行なっていないため、この時期のセオリーズでもあるクリアーレイクのディープ。
ベイトとリンクし、且つサスペンドするクォリティーフィッシュを見つけることを最大のテーマとしてあらゆる手を尽くしたのですが、全く見つけることが出来ず
シャローマンメイドストラクチャーで得た1バイトのみが唯一のヒントと言う正に四面楚歌。
従ってトーナメント最中に追い込んで行かざるを得ないと言う非常に厳しい状況からのスタートだったのです。

ですから想定される事の全てにトライするべく、ボートに積み込んだタックルも20セット以上と必然的に増える訳です。
ただし、その時点での私の考えは如何に激難しいコンディションとは言え、フィッシングプレッシャーは極めて低いという判断のもと、
バスが確実に存在するスポットでルアーローテーションと、アプローチによって正解を導き出すことから始めたのです。

Day1の早朝の気温は何と 0度 !クルマもボートも霜で真っ白!!
ボートデッキのはまるで南極?

そして強いルアー、リアクション等々、消去法でバスのコンディションの把握につとめていく中で、
想像していた以上にバスのコンディションはスローであり、よりタイトなアプローチとルアーセレクトが必要と言う答えを導き出すまでに至り、いくつかのミスバイトヒントとなり一つのパターンを確実に見出すことが出来たのです。
更にそのパターンを追い込んで行く(パターン ウィズイン パターン)過程を今大会でも思いっきり楽しむことが出来ました!

高いコンセントレーションを維持することに努めた戦いでした。

この時期の芦ノ湖は紅葉狩りにバッチリのタイミングで紅葉を楽しむ観光客は驚く程多く、
名物の海賊船等の観光船は何百人単位の乗船でフル稼働していたほど。
多くの人で賑わっているその桟橋をメインストラクチャーとして、ランガンする戦略を軸とした訳です。
ただし、この観光船の桟橋での釣りは営業の妨げにならぬよう船が係留されていない事。尚かつ観光客および係員が桟橋にいない時のみ撃つことが許されており、
常に周辺に気を使う必要があったのだが、逆に岸からはその一部始終を見れると言う状況でもあったため、獲った時に見ていた方々からのオベーションはとても新鮮で更に気合いが入ると言う物でした。

マンメイドストラクチャーで最もストロングでメインルアーとなったのが ワンナップ魂1/8oz (ノントレーラー)
桟柱、チェーン、ロープによってラインブレイクすることなく確実に獲るタックルとしてセレクトしたのは言うまでもなくベイトフィネスシステム。
ロッドは先日のJBクラシックでその真価に惚れ込んだS-TAV63CL
リールはよりタイトなフォールとディープレンジも視野に入れていたことで、KTFアルデバラン フィネスをセレクト。
そしてラインはバニッシュウルトラの12ポンド
このセレクトによって今大会でフックアップしたバスは全てノーミスで取ることが出来たのです!
アドレナリン大放出! シビレルファイトシーンです。


公式プラクティスを終えた後のエピソードだが、釣りビジョンスタッフとの会話の中で、
「もしも? 全員ノーフィッシュした場合番組は成立するの??」
そんな事が選手全員の頭をよぎる程極めて難しいコンディションだったのだが、
TOP50のシリーズでも毎回痛感することだが、そんなタフな状況でも釣ってくるのが、
TOP50のレベルの高さの証でもあり、恐ろしさでもあるのだ。

芦ノ湖を熟知するエキスパート且つTOP50メンバーの山木選手が、今大会でのウィニングウェイトは7000g と読んでいたのだが、私自身それすらあり得ない数字であると思えたのだった。
故に青木選手の9kgオーバーという驚異的なウェイトは賞賛に値する素晴らしいスコアでの勝ちなのです。

完璧に負けた試合ですが、自らのベストを尽くし手足が震える程の興奮と後悔のない戦いが出来たこと、
今年最後のメジャートーナメントを心から楽しむことが出来たのも、その全てが応援してくれる皆さんのお陰です。
その楽しさは釣りビジョンのオンエアをご覧になる皆さんと必ず共有出来る事と思います。
そしてその中で何かを感じて頂けることが、私にとって最高の喜びでもあるのです。
 
   
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