サワムラ式 沢村幸弘オフィシャルブログ
2012年11月
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2012.11.02
バサクラのプラクティスでは
 
  1週間以上にも及ぶバサクラのプラクティス期間中はサワムラ式のアップもせず日々日の出と共にスタートフィッシング〜日没直前まで極めてストイックに利根川と向き合ってきました。
勿論パターンの模索&確立だけではなく地形及びピンスポットの把握のための魚探掛けや、実釣面ではプロト製品のテストを兼ねてじっくり行なってきました。


プロトの製品中でも特にロッドとリールに関しての完成度は極めて高くそのまま製品リリース出来るアイテムも少なくありません。
ロッドは勿論 テクナPMX 。来シーズンデビューを予定しているこのブランクの最大の特徴は驚異的なトルクを有する点です。フッキングパワーは勿論キッカーフィッシュをもアッサリと寄せる事の出来るリフトパワーはスーパーテクナを凌ぐと言っても過言では無いかも知れません。
しかしながらルアーウェイトを的確に乗せることの出来るキャスタビリティは想像以上に楽なキャスティングを可能にしている正に理想のロッドと言えるでしょう。
そしてアラミドヴェール + 最先端テクノロジーマテリアルを採用したPMXのブランクは軽さと感度と言う点に置いても非常に優れており、それぞれのモデルが現時点で最高パフォーマンスを有したNewラインナップとして確立しつつあります。
PMXの位置づけはスーテクとGPの中間モデルとしてラインナップされる予定で、スタンダードスピニング、ベイトフィネスタックル、ファストムービング対応スペック、カバー対応のパワーモデル+αに至る幅広いバリエーションですから私自身にとっても来期のメインブランクになることは間違い無く非常に楽しみでもあるのです。

テクナPMX66CML + KTFアルファスネオ + バニッシュウルトラ14ポンド  ワンナップスピン1/4oz

チョット分かりにくいけれどバサクラ本戦でも一軍投入したPMX。 各モデルスペックはこの先で順次ご紹介して行きますのでご期待下さい。




リールのテストについては日を改めるとして、今回の利根川では実にボートのトラブルに振り回されました。
パワーポールが下がったまま上がらなくなり、あわやそのまま帰れなくなるかと・・・。
パワーステアリングのオイル漏れ、チラーシャフトのグリス不足等々。
そしてプラクティス最終日。要するに本戦前日の金曜日のこと。フィールドのコンディションの最終確認をする程度でメインエリアの下流は温存し中上流をサックリチェックして周り、スタート地点となる佐原周辺チェックを最後に昼前にストップフィッシングとした。
そこからマリーナまでは10分ほどで、一応エンジンの回り具合を見るためにスロットルを一瞬全開にしてトップスピードを確認。新品のプロップで申し分ない調子♪
っとスロットルを緩めた瞬間にカラカラとエンジンからイヤ〜な異音が発生!?
原因は不明・・・6気筒中の1気筒が焼けて圧縮が無くなってしまった。分かりやすく言えばエンジンブローですよ。
コヤツは直噴の2サイクルだが実は2度目なのだ。

ラッピングまでしていたのに・・・
正直メチャメチャ ショックでしたが落ち込んでる暇などあるはずがありません。
代替えのエンジンを探すべく手を尽くし実にラッキーなことに新品エンジンのストックが見つかり、急遽載せ替えの作業に取掛かることに。

エンジンの載せ替え作業中に慌ただしくラインの巻替えとタックルのセッティングを行ない、載せ替えが完了した時には19時を少し回ったところでした。


この後桟橋に係留したまま一晩アイドリングにて慣らし運転を行ない翌朝には何事もなかったようにマイボートで参戦することが出来た事に感謝。
エンジンブローが試合中ではなく前日の午前中だったことはある意味ラッキーだったとも言えるのでしょう。

因みに新搭載のエンジンは4リッターの4ストですが とにかくトルクがスゴイ!
あの激重いレンジャーZ21を完璧に浮かせるパワーにはブッチャケ驚きました。
ロッドもエンジンもトルクが命というのを痛感した利根川でした。
 
   
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